RPA についてまとめてみた
概要
RPA って徐々に知られつつあるけど、書籍とかでいろいろ調べてみた。 そもそも考え方、適用される範囲、問題点、どんなプロダクトがあるかを持っておけばいいか、そんなところをまとめていければと思う。
参考文献
以下の本を読んでみた。
どんなものか
ソフトウェアのロボットを作る。 手順を録画してそれを繰り返すとか、予め定義されたコンポーネントを並べて手順化するとか、そんな方法がある。 イメージとしては VBA とかに近い部分もあるけど、画像認識とかが input にできること、それからアプリケーション (Excel) をまたいで適用できる点が違う。
パターン化された手順にそって動くものから、AI を使って Conginitive とか言われるものとか、その程度によってプロダクト、かかるお金も変わってくる。
適用される範囲
繰り返される作業をターゲットにすることで業務負荷を下げる、人件費を削減する、という方向がまずは一つある。
- Web アプリにログインする、フォームに入力する、ボタンをクリックする
- あるファイルから別のファイルにコピペする
あとは、人間がやるには途方のない量を実行することで新しいサービス・ソリューションを出すという意味だとこんなのもある。
前者のまとまりを守り、後者を攻めとも表現できる。
問題点
2 つの問題点を挙げる。
- ユーザがおのおのユーザを作って、管理されていない状態になること
管理されていない状態になることについては、Orchestrator とかの管理システムがある大規模向けのプロダクトがある。 情報システム部門で全体を管理するのか、それぞれの部門に管理を任せるか、という判断が必要になる。
- 適用範囲がちゃんと整理されずに結局人間の手間を増やしてしまうこと
BPR (Business Process Reengineering) とか言われる領域になるけれども、そもそも業務の整理をしないで、そのままロボ化するのが正しいのか、考えるべきだと。
どんなプロダクトがあるか
プロダクトというか、ベンダというか幾つかある。
- UiPath
- Blue Prism
- Automation Anywhere
- RPA テクノロジーズ
その他 NEC さんががんばってるとか。
UiPath とかは Community Edition があってある程度の範囲で free につかえるみたいなので試していこうと思ってる。
雑感
ざっくり、API とかを調べて一生懸命システム開発してつなげていくのに対して、ソフトウェアロボットってのでちょっとワークアラウンド的なのをやっていこうみたいなのがそもそものモチベーションにあると思う。 で、それに対して必要となる様々な知識がいろいろついてきて、結局それなりにおっきいシステムになったな、って感じ。 資料とか、画面のイメージとかがまだそんな多くないのでどんどん試していこうと思う。